色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす

茶摘み歌の一節

栗原園の茶畑

狭山茶の美味しさの秘密

狭山茶(さやまちゃは、埼玉県西部(入間市、所沢市、狭山市)を中心に生産されている日本茶です。日本三大銘茶のひとつと言われ、「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と茶摘み歌の一節としても昔から生活の中で親しまれてきました。

全国的なお茶の産地の中でも北限に位置しており、冬期の気温が低いのが特徴です。

全国のお茶の生産地

狭山茶の茶樹は、冬の厳しい寒さを乗り越えるために、葉を厚くして栄養を蓄えて育ちます。そのため、重厚な香りとコクのある旨味が生まれるのです。

冬の厳しい環境
冬の厳しい環境が、狭山茶の旨味を引き出します。

狭山では、江戸時代の1750〜1780年頃に本格的なお茶の安定生産が始まったと云われています。狭山茶は、分業制となっている主要なお茶生産地とは違って、農園が生産・加工・販売まで一貫して行っている場合が多く、地酒やクラフトビールのように個性的です。それぞれのお茶の個性を愉しむのも魅力のひとつとなっています。

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