新茶作りが近づいて
茶園に被覆資材を被しました。
ついに当園も新茶作りが近づいてきました。
被せて→栽培して→剥がして→摘採
そして、また別の茶園に【被せて→栽培→→剥がして→摘採】という作業がはじまります。
この時期の茶園での大切な仕事のひとつです。
▼被覆栽培では
日光を遮って栽培することで、テアニン(旨み成分)がカテキン(渋味成分)に変化するのを防ぐことが出来ます。日光を遮ることで、茶葉はより少ない日光で光合成をおこなう為、茶葉中の葉緑素(クロロフィル)を増やします。葉緑素は茶葉の色素なので、通常の茶葉と比べて緑色が濃くなり、鮮かな濃い緑の茶葉に育つというわけです。被覆栽培すると「覆い香」と呼ばれる“青海苔のような独特の香り”が生まれます。
「覆い香」では、単品種そのものが持つ香りが少し弱まってしまうため、単品種(シングル)の個性を愉しみたい方は、露地栽培(そのまま被せない)お茶が良いのかなと個人的には思っています。